作曲:クロード・トーマス・スミス
時間:約11分
C.T.スミスは20世紀に活躍したアメリカの作曲家です。アメリカにはロバート・W・スミスという
作曲家がいてこれまた有名な方なのですが、そのスミスさんとは別の方です。
スミスはたくさんの吹奏楽作品を残していて、とても技巧的で難しい作品が多いと言われています。
今回ご紹介するフェスティヴァル・ヴァリエーションズは代表作の1つで、聴いていただければ
わかりますが本当に難しい曲です。俗にホルン殺しの名曲として有名です(笑)
アメリカ空軍ワシントンバンドの委嘱で作られた曲ですが、このバンドの首席ホルン奏者が
大学時代のスミスのライバルであったことから、ホルンパートを特にワザと難しく書いたそうです。
しかし音楽的には単なる嫌がらせではない、素晴らしいサウンドが展開される作品で、
20世紀の吹奏楽作品中で記念碑的とも言われています。